特徴的な症状

食物中のたんぱく質がアレルギーの原因となって、胃腸の粘膜に強い炎症が起こり、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状のほか、全身の発疹、咳や血圧低下などの全身症状を引き起こすことのある油断できない疾患です。重症例ではショック状態もあり、緊急の治療(昇圧剤の筋肉注射)が必要となります。 卵や鶏肉、牛乳、米、そば、魚介類などほとんどすべての食品が原因となりえます。 原因となっている食品が明らかな場合は、除去食の実行が必要なこともあります。 理由ははっきりしていませんが、年齢とともに症状が軽くなる傾向があります。 医師の判断で、家庭で使える重症化を防ぐ注射薬を常備することができるようになりました。

受診のタイミング

口の周りが赤くなる程度のものなら、家で経過をみましょう。食べたあと、嘔吐を繰り返すようなら、なるべく早く医療機関へ。ショック症状や意識もうろうといった症状が現れた場合は、ただちに救急車で医療機関へ。

ホームケア

活動度 家のなかでおとなしく過ごさせる。保育園・幼稚園には症状が消えてから通う。
食事 食べたあと症状が出たときは、食べたものをメモしておく。自己判断で除去食は行わず、必ず医師に相談する。
下痢へのケア おむつは汚れたら取り換え、おしりを清潔に保つ。回数が多いときはシャワーでおしりを流すのもよい。トイレに行ける子は、親が便の様子をきちんと観察する。
嘔吐へのケア 吐き気が強いときの飲み物は、スプーンなどで一口ずつ与える。吐いたあとは口のまわりをよく拭き、汚れた衣服は取り換える。