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乳幼児の健康・発育・生活習慣

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症(respiratory syncytial virus infection)は、RSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。RSウイルスは日本を含め世界中に分布しています。生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。症状としては、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。しかしながら、初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期 (生後数週間~数カ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、重篤な呼吸困難などの症状を伴う細気管支炎を引き起こすことがあります。そのため、特に乳児 期早期(生後数週間~数カ月間)のお子さんがいらっしゃる場合には、感染を避けるための注意が必要です。

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汗疹(あせも)

自分自身の汗やその分解産物によっておこる、接触性皮膚炎(かぶれ)の一種です。 皮膚に分泌された汗による刺激だけでなく、発汗が激しいときには、細い汗腺の途中にも汗がたまり、それが皮膚の下で小さな水疱状になることもあります。 発汗の多い部分、首の下、わきの下といった汗がたまりやすい部分に赤い発疹ができます。 頻繁な入浴や、室温の調節で予防します。非ステロイド系消炎剤の軟膏で治療します。  

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周期性嘔吐症(アセトン血性嘔吐症)

幼児から学童期によく見られる疾患です。
症状は、熱や下痢を伴わない頑固な嘔吐です。一日に何十回も吐くこともあります。繰り返す嘔吐による腹痛がみられることもあります。
食事をとるとすぐに吐いてしまうため、次第に脱水状態になります。尿中のケトン体とよばれる老廃物が増えるという特徴があります。
原因はわかっていませんが、アメリカでは偏頭痛の一種として、何らかの理由で嘔吐中枢が刺激されている状態と考えられています。輸液で脱水を防げば、自然になおります。嘔吐発作は何回もくりかえす傾向がありますが、年長になるにつれて、自然に軽快していきます。

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アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱・プール熱)

アデノウイルス感染症(咽頭結膜熱・プール熱)とは、アデノウイルスに感染することによっておこる夏に多い感染症です。プールで感染することが多いことからこの名前がついています。いわゆるかぜ症候群の5~8%はアデノウイルスによるものですが、タイプIII型のアデノウイルスがこの病気を起こします。別名は咽頭結膜熱といい、喉が赤くはれ、痛みを伴い、結膜の充血も激しく、首のリンパ節も腫れて痛みます。4~5日と長期間続く高熱が特徴で、咳や鼻水はあまりでません。高熱とともに全身倦怠感が強く、ぐったりします。予防接種はなく、抗生物質も効果がありません。

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アトピー性皮膚炎

皮膚の露出部位(顔、上肢、下肢、前胸部)に、かさかさした細かい粉を吹いたようなかゆい部分ができ、そこを引っかくことで、皮膚が傷つき次第に滲出液によるじゅくじゅくした湿疹ができます。 アレルゲンとよばれる食物や花粉などによる刺激に、過剰に反応しやすい遺伝的な体質と、異物を排除し保湿する皮膚のバリアー作用の破壊などのさまざまな因子が組み合わさって発症します。 湿疹が慢性化すると、その部分の皮膚は厚くざらざらした表面を持つようになります。 ぜんそくを発症することもあります。 様々な強さのステロイド軟膏やクリームの塗布による治療を行います。

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アレルギー性結膜炎

花粉症のひとつの症状として現れるものです。結膜の激しい掻痒感(かゆみ)と、粘膜の腫れが特徴です。
アレルギー性鼻炎と合併することが多い疾患です。ステロイドホルモンの入った点眼薬で治療します。

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アレルギー性鼻炎(花粉症)

鼻や目の粘膜に杉などの花粉がつくと、それらを異物として排除しようと免疫グロブリンEが体内にできます。それらが必要以上に産生されると粘膜に強い炎症が起こります。強いかゆみと多量の鼻汁が分泌され、結膜の充血を伴うことなどです。このように、花粉症の主な症状は、かゆみ、多量の透明な鼻水、鼻づまりです。
原因となる花粉の種類によって発症する季節は少しずつ異なります。後発シーズンは春先と秋で、この時期になったら、できるだけ花粉を吸入しないようにマスクで予防しましょう。
治療は抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の服用、ステロイド剤の点鼻などで治療します。

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咽頭炎

咽頭は、口を開けてなかを見たときの、突きあたりの部分です。この部分の粘膜にウイルスや細菌が増殖するのが咽頭炎です。
症状はのどの痛み、鼻水、軽い咳、首のリンパ節の腫れ(特に細菌性の場合)です。のどをみると真っ赤に腫れあがり、細菌性の咽頭炎の場合には、白い膿が粘膜に付着していることがあります。
ウイルス性の咽頭炎の場合は、かぜ症候群のひとつとみなすことができます。
ウイルス性咽頭炎には特別の治療はありませんが、細菌性咽頭炎には抗生物質を使用します。

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インフルエンザ

インフルエンザはインフルエンザウイルスが呼吸器粘膜から体に侵入し、増殖することによる全身性感染症です。高熱、筋肉痛、頭痛、喉の痛み、結膜炎、咳などの 症状があり、肺炎や脳症を合併すると重症になることがあります。強い感染力があり、冬に大流行します。A,B,Cの3つの型があり、大流行するのはA型とB型です。高熱は2~4日続いたのちに下がりますが、咳は解熱した後もしばらく続きます。予防接種があります。抗生物質は効果がありませんが、最近効果のある抗ウイルス薬が開発され使用されるようになっています。予防接種によって、インフルエンザに感染しにくくすることができます。

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ウイルス性胃腸炎

ウイルス性胃腸炎はエコーウイルス、エンテロウイルス、ロタウイルスなどの腸管内で繁殖するウイルスによって、下痢、嘔吐などの症状を呈する消化器疾患です。そのなかでも、ロタウイルスによるものは症状が強く、「ロタウイルス感染症」と呼ばれ、また、冬季に乳幼児に重症の嘔吐・下痢を起こすことから、「冬季下痢嘔吐症」との別名で呼ばれることもあります。発熱はないか軽く、血便などがみられることはありません。腹痛も細菌性下痢症に比べると軽く、脱水さえ防いでいれば自然治癒します。。

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接触性皮膚炎(おむつかぶれなど)

接触性皮膚炎(おむつかぶれなど)は、尿や便の成分に刺激され、皮膚が赤く盛り上がり、かゆみを伴うものです。刺激の元になる物質に長時間接触していることが原因です。紙おむつの普及で以前に比べて少なくなりました。皮膚についた刺激のもとになる物質を、座浴などで洗い流してあげることで予防できます。重症になると表皮がむけて真っ赤になり、排便や排尿を痛がるようになります。

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