赤ちゃんが寒くないかな…と、心配のあまり着せすぎてはいませんか? 赤ちゃんは新陳代謝が盛んで、体温調節機能が未熟。生後3カ月以降は、大人より1枚少なく着せるのが基本です。厚着をさせると汗をかいてしまい、そのままにしているとからだが冷えてカゼの原因になることも。赤ちゃんの後ろ襟首から背中に手を入れて、汗をかいていたら着せすぎなので、着がえをしてあげましょう。トレーナーのような厚い洋服1枚だと調節が難しく、きゅうくつで赤ちゃんの運動を妨げてしまうので、薄い衣類を重ね着して体温調節を行いましょう。
赤ちゃんの手足が冷たいのは、毛細血管を縮め体温を外に逃がさないようにしているため。多少冷たくても元気に遊んでいるようなら心配いりません。靴下は、室内ではすべってしまい顔や頭を打つこともあるため、活発に動く赤ちゃんには必要ありません。
冬のおでかけは、屋外と屋内(乗り物やお店の中など)の気温差が大きいもの。屋外のままの恰好で室内にいると、汗をかきからだが冷えてしまいます。脱ぎ着しやすい服装で、こまめに調整してあげて。
厚手の服1枚よりも薄い服を重ねるほうが空気の層ができるので、暖かく、体温調節もしやすいものです。2ヵ月までは大人より1枚多く、3ヵ月からは1枚少なめを目安に。肌着を上手に活用しましょう。肌着は汗をかいたとき、汗を吸ってくれるのでからだを冷やしません。
室内で着せすぎると赤ちゃんが動きにくくなるので、ベストやレッグウォーマーなどで調節したり、暖房器具を上手に使って、ここちよい環境を作ってあげましょう。エアコンを使用するときは、加湿も忘れずに。空気が乾燥するとのどが乾燥し、感染症にかかりやすくなります。
つかまり立ちから伝い歩きを始めるようになると、はいはいのスピードも速くなり、運動量もぐんとふえる時期ですね。サイズの大きい服を着せたり厚着をさせたりしてしまうと、衣類がじゃまをして動きにくくなり、赤ちゃんもいやがります。見た目よりも、赤ちゃんのサイズと動きに合った服を着せてあげましょう。
靴下をはいているととてもすべりやすいので、部屋では素足で過ごしましょう。寝るときも靴下をはかせる必要はありません。見た目はかわいくても、モコモコした洋服は動きにくく、ズボンの裾も長いと踏んで転んでしまいます。事故予防のためにも服のサイズに注意して。赤ちゃんの動きを妨げないよう、上下分かれた服を選びましょう。