特徴的な症状

小児の頭蓋内出血の原因は、
(1)外傷
(2)出生時の低酸素脳症です。
外傷による頭蓋内出血は、硬膜下出血と硬膜外出血に分けられます。
頭痛、吐き気などとともに、脳内の血液の塊が大きくなることによる圧迫症状(けいれん、意識障害)があらわれてきます。難産での低酸素状態に続く脳出血は、脳実質内、あるいは脳室内の出血となります。
軽度の脳実質内出血は、自然に吸収されることもあります。
外傷性の脳出血では、血の塊(血腫)を外科的に取り出す手術が必要です。

受診のタイミング

強く頭を打ったなど、外傷が明らかで、意識がもうろうとしたり吐く場合は、ただちに救急車で医療機関へ。

ホームケア

活動度 入院治療が必要。
退院後の生活 医師の指示に従って、少しずつ通常の生活に戻る。しばらくは通院による経過観察が必要になる。