特徴的な症状

水痘ウイルスによる全身感染症です。症状は、微熱と、全身の皮膚や粘膜の水疱です。水疱は頭皮や口の中にもでき、痛くて食事ができなくなることもあります。水疱は自然につぶれ、数日でかさぶたになり治癒します。かさぶたになった部分は後まで皮膚に跡が残ります。

水疱は痛みはあまりありませんが、むしろかゆみが強く、かきこわすと、二次的に細菌感染がおこることがあります。かゆみと二次的細菌感染を防止するために、外用薬を塗布します。

予防接種で防ぐことができます。

受診のタイミング

診療時間内に医療機関へ。

ホームケア

活動度 感染力が強いので、保育園・幼稚園は休みます。
食事 のど、口内が痛くて食べられないときは、脱水を避けるために水分を少量ずつ与えます。
初期であれば、医師が処方するのみ薬(抗ウイルス薬)で症状をやわらげることができます。
入浴 お風呂にいれてもかまいません。
発疹へのケア 発疹をかきこわすと、そこから細菌が入って悪化することもあるので、爪を短く切り手を清潔に保つこと。かゆみが強いときには、軟膏を塗るほか、患部を冷たいタオルで冷やすとかゆみが鎮まります。