特徴的な症状

結核菌はほぼ全身の臓器に感染を起こしますが、子どもの場合に問題になるのは、首のリンパ節(リンパ節結核)、肺結核、結核性髄膜炎です。
首のリンパ節結核は、リンパ節が腫れるだけですが、未治療のままでいると、全身に広がって行く可能性があります。
肺結核は、乳幼児では、成人のようにゆっくり進行する咳や痰、微熱といった症状ではなく、最初から肺全体に菌が広がり、咳、高熱がおこって発症する粟粒(ぞくりゅう)結核の症状を呈します。
敗血症を経て菌が脳に行くと、高熱、けいれんなどを起こす結核性髄膜炎を起こします。BCGの接種で感染予防ができます。

受診のタイミング

微熱がある、リンパ節が腫れているといった症状が続く場合は、診療時間に医療機関へ。

ホームケア

活動度 明らかな感染がある場合は入院治療が必要。
退院後の生活 処方された薬の服用を続け、定期的に検査を受け、完治まで治療を続けることが大切。