特徴的な症状

耳を外から見てゆくと、まず耳介(耳たぶ)、外耳道がありその先に鼓膜があります。鼓膜の奥の空間が中耳(腔)で、細い耳管という管でのどとつながっています。
中耳に細菌感染が起こるのが中耳炎です。鼓膜に穴があいていて、そこから感染が起こることもありますが、大部分は耳管を通してのどから細菌が侵入します。
細菌による炎症がおこり、鼓膜は真っ赤になり、痛みます。また、炎症による滲出液や膿が中耳腔にたまり、耳の聞こえが悪くなります。年少児では、かぜ症候群に伴って高い率で中耳炎が起こります。治療は抗生物質の内服ですが、鼓膜を切開して膿を外に出すことが必要になることもあります。

受診のタイミング

しばらく様子をみて、診療時間に医療機関へ。

ホームケア

活動度 家のなかでおとなしく過ごさせる。保育園・幼稚園には症状が消えてから通う。
食事 普通どおりの食生活でよい。
症状が消えてからも、処方された分の薬は最後まで飲み切る。
入浴 お風呂にいれてもかまわない。