子育てはまだまだ続くものの、赤ちゃんを育てていた時代からは、かなり遠のいた私。

先日、ベビーカー専門店の前を通りすぎたとき、最近のベビーカーのおしゃれなことに驚きました。それと共に、私自身のベビーカーとの嫌な記憶を思い出しました。

 

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ベビー用品について、1人目の時は“ばか丸出し”の買い物をしていました。値段なんかまったく気にせず、買うのはすべて新品。肌着などの枚数も、育児雑誌に書かれているより「1~2枚多く!」がマイ・ルール。育児に直接必要のないメモリアル商品なるモノ(銀のスプーンや名前入り食器、赤ちゃん用ジュエリーなど)も、目につくものは何でも手に入れるなど、タガが外れていたとしか言いようがありません。

ベビー用品の買い物が、仕事をしながら出産を迎えるあいだの、唯一のストレス解消法だったようにも思います。……言い訳ですけど。

 

そんな私も、2人目準備のときにはすっかり落ち着き、「ベビー用品は使える期間が短いから」と必要最低限に留め、友人、知人からのお下がりもフル活用。さらに3人目は、2人目のお下がりもありましたし、「どれだけ買わずに済ませるか」をテーマに準備しました。

この変わり様のおかげで、下にいくほど、ベビー用品代は順調に(?)減っていきました。当たり前と言えば当たり前ですが、今思うのは、1人目の時の散財分は貯蓄しておくべきでしたね(反省)。

 

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子どもは2人で終わりと思っていた私でしたが、主人は「どうしても、もう一人欲しい」と懇願し、予定外の3人目を出産しました。その3人目の出産準備の時、唯一悩んだのが、「ベビーカーを買うか、レンタルで済ませるか」。

3人目を産む意思のなかった私は、2人目の出産時に買ったちょっと値の張るベビーカーを、気前よく友人にあげてしまっていたのです。友人が喜んでくれたので、満足している面もあるのですが、今から振り返ると、「なんて、もったいないことをしたんだろう」と思うことも(気持ちがケチくさいですかね)。

 

ベビーカーは必需品とはいえ、もう一度買うのはさすがにもったいないと思い、悩んだ結果、レンタル業者から「中古の」ベビーカーを購入することにしました。深く考えずに、小児科に置いてある育児用品の冊子を見て業者を選定。ところが、購入したベビーカーが届いてみて、ビックリする羽目に……!!

 

中古品なのは、もちろんわかっています。ですが、驚くほど使い込まれていて、車輪がスムーズに動きません。業者に電話で文句を言いましたが、「ほかの方はみなさん、お渡しした程度のものを喜んで使っていますよ」といって、取り合ってくれません。今から考えると、ひどい業者もいたものですね。

 

結果として、購入したベビーカーは一度も使うことなく、ごみ処理代を払って、廃棄することに・・・。たしか購入費用は8,000円くらいだったと記憶していますが、ベビーカー代プラスごみ処理代がかかってしまいました。

「安物買いの銭失い」という言葉が身に染みた経験でした。

 

 次回更新は11月14日の予定です。