前回は、大学時代の教育費の貯め方をご紹介しました。今回は、お金の貯め方からは少し離れて、我が家の子育て費の中から、ベビーシッター費用をご紹介したいと思います。

我が家では長女(1人目)が2歳の頃から、次男(3人目)が中学1年生までの約20年間、ずっと同じベビーシッターさんにお世話になってきました。このベビーシッターさんとの出会いがあったからこそ、出産・育児で仕事が途切れることなく、続けてこれたのだと心から感謝しています。

その人との出会いのきっかけは、近所のスーパー・西友の掲示板。掲示板に「ベビーシッター求む!」という張り紙をし、その張り紙を見て応募してくださったのが初めての出会いでした。当時の長女は、保育園に預けながら、私がお迎えに行けないときは、ベビーシッター会社から派遣されるベビーシッターさんのお世話になっていました。

ところが、我が家のように不定期に依頼する場合、「なんだかなあ」と思える人が派遣されるケースが少なくありませんでした。たとえば、約束の時間が過ぎてから「今日は行けなくなりました」と言って平気で休む人(ベビーシッター会社が変わりの人を手配してくれますが、数時間の遅刻)、勝手に我が家で休憩していき、その分の時給も請求する人など、正確には思い出せないこともたくさんありますが、あまり良い記憶はないのです。
もちろん中には、「次回もお願いしたい人」もいたのですが、そのような人は他の家からの引き合いも多く、定期的に頼まないと、なかなか来てもらえませんでした。
ベビーシッター会社から派遣されるベビーシッターさんとのやりとりに疲れてきた私は、勇気を出して?西友に張り紙をしました。勇気を出したことで出会えたのが、20年もの長きにわたり、お世話になったベビーシッターさんです。

ちなみに、長女だけの時は1時間1300円、2人目(長男)が生まれて時給は1500円にアップし、さらに3人目が生まれてからは時給1600円を払いました。ベビーシッター会社には、時給にして2200~2500円を支払っていましたので、家計的にも助かりましたね。
安心して子どもを預けられるようになったことで、長時間出かけられるようにもなり、打ち合わせ時間の設定も楽になりました。下の2人にとっては、生まれたときから面倒をみてもらっているので、ベビーシッターさんは家族同然(それ以上かも)の存在。3人目が中学に入ってからも、しばらくはお願いしていましたが、塾通いが始まった昨年、とうとう卒業することになりました。
卒業したといっても、ご近所でご主人と喫茶店を営んでいるので、子どもたちはいつでも逢いに行けます。子どもたちが大好きなベビーシッターさんとは、これからもいい関係でいたいですし、子どもたちの成長を一緒に見守ってもらえればと願っているところです。

次回更新は4月11日の予定です。