梅雨に入ってジメジメしますね。エアコンのお世話になる時間も増えつつあり、電気代が気になる昨今。みなさんのご家庭では、電気代節約のために、何か実行されていますか?
といっても今回は、節約の話ではありません(私は節約が苦手なので、すみません)。
今回は「ママ友達との付き合い費」について考えてみたいと思います。

赤ちゃんを育てているときは、「ママ友の存在」を頼りにしている方も多いのではないでしょうか。私も初めての出産後は、同じ病室だったママや健診で知り 合ったママと、積極的にママ友になる努力をしました。当時は人生でもっとも仕事をセーブしていた時期なので、ママ友たちと公園で話したり、ファミレスに 行ってお茶を飲むのが、楽しい時間でもありました。

それからかなりの時間が経ち、末っ子が中学生になった今の状況を説明しますと、ここ数年仲良くしているママ友の中に、その頃の、つまり赤ちゃん時代のママ友はひとりもいません。
その理由としては、
① マイホーム購入で、引っ越ししたママ友が多い
② 子どもの成長とともに、子ども目線ではなく、自分とウマの合うママ友との時間を大切にしたくなる
③ 小学校に上がると、友達関係がリセットされる
――の3つが考えられます。

実際、子どもが小学生になる前にマイホームを買う計画を立てるご家庭は多いもの。就学してから転校させないためですが、私自身もたくさんのママ友を、新 居へ見送りました。引っ越し後も食事をしたり、子どもを連れて映画を観に行ったりもしましたが、そんなママ友も新しい地域でのお友達が増えていくと、徐々 に疎遠になっていきました。

また、②の理由も大きい気がしています。
子どもが小さい時は、子ども目線で、付き合うママ友を選ぶことも多いです。ところが成長するにつれ、子ども自身が友達を選ぶようになり、その頃から親の ほうも、自分とウマが合う友達との付き合いにシフトしていきます。特に小学校に上がるタイミングで、親も子も、友達関係はリセットされるケースが多いで しょう。

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 ところで、今回はなぜ、ママ友との付き合いを取り上げたのかと言いますと、家計のご相談を受けている中で「ママ友との付き合い費が負担」という悩みを聞 く機会が少なくないからです。「誘いを断ると、次から仲間はずれにされそうで、家計が厳しくても断りづらい」と言った理由で、気の進まないランチ会に参加 したり、ネイルやエステなどに付き合ってしまうようです。

誘いを断るママをあからさまに仲間外れにしようとするママ友とは、付き合っても仕方がないと、個人的には思います。相手の機嫌をうかがいながら、友達付き合いしても、気疲れするだけ。気持ちだけでなく、家計も疲弊するからです。

赤ちゃん時代は、子育て期の中で「もっとも家計のやりくりが楽な時期」ですから、今こそ、将来大きくのしかかってくる教育費をできるだけ前倒しで貯めた いもの。気が進まないママ友との付き合い費を思い切ってリストラして、その分を高校以降の教育費として貯めておけば、お子さんが成長した時に「あのとき無 理をしなくて良かった」と思っていただけるはずです。

次回更新は7月11日の予定です。