備えあればうれいなし

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首すわりまであと少し。ぐずるのも成長の証です

首すわりの時期まであと少し。うつぶせにすると、腕でからだを支えて、頭を上に持ち上げ、周りを見たりできるようになります。たて抱きをしたときに首がグラグラしなくなれば、首すわりも間近です。持ちやすいおもちゃを握って振ることができるようになるのもこの時期。赤ちゃんが興味を持ちやすいガラガラなど、音が出るおもちゃをわたしてあげましょう。

首すわりが近づくと、自分の意志で手を動かし、手をじっとみつめたり、前に組んだりする時間が長くなります。これを「ハンドリガード」といい、自分のからだを認識する始まりです。
夕方になると泣きだす「3ヵ月コリック(たそがれ泣き)」が始まったり、ぐずることも増えますが、これは自己主張の始まり。わが子の成長と受け止めて喜びましょう。

監修:小児科
榊原洋一

入浴が生活リズムを整えるポイントに

このころの赤ちゃんは、ホルモンの影響で乳児脂漏性湿疹(にゅうじしろうせいしっしん)が出やすくなります。予防には生活が一番。石けんをよく泡立て、やさしく赤ちゃんの額やほっぺ、頭を手で洗ってあげましょう。洗い流すときも、ガーゼなどでこすらないように注意を。

昼夜の区別はあまりなく、一日の大半を眠って過ごすころ。入浴が生活リズムを整えるポイントに。毎日同じ時間に入ることで、就寝時間が定まります。38~40度のぬるめの湯だとリラックスでき、寝つきやすくなります。入浴後の水分補給も忘れずに。
歯の生えはじめるころで、よだれが気になる時期ですが、唾液には殺菌力や抗菌作用が。このころは唾液を飲みこむ動作が未発達で、よだれが多いですが、飲みこむ力が育つ1歳3ヵ月ころにはだいぶ少なくなります。


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尿もれは珍しくありません。医療機関で相談を

尿もれは、子宮や赤ちゃんの重み、出産時の強い力みで、骨盤を支える靭帯や筋肉がゆるむことから起こります。ほかにも原因はありますが、日頃からからだを冷やさないように注意して、尿道や膣、肛門などを引き締め、臓器が下がるのを防ぐために骨盤底筋群のトレーニングをしてみましょう。トレーニング効果がある骨盤底筋体操は、リラックスした姿勢で尿道・膣・肛門を繰り返し締めるというものです。

分娩経験のある女性の3人にひとりは尿失禁があるといわれていますので、けっして珍しいことではありません。忙しい日常のなかで、自分のための時間を作るのは難しいかもしれませんが、恥ずかしがらずに、ぜひ早めに医療機関に相談しましょう。

監修:東京ミッドタウン
クリニック顧問・婦人科
生月弓子

あそびかたに決まりはありません。
これをヒントに自由なアイディアで、赤ちゃんとの時間を楽しんでくださいね!

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よく身近にいるひと、おっぱいやミルクをくれる人、たくさん遊んでくれる人…。人をしっかりと認識し始めて、かかわりを持ちたいと思うようになる時期です。赤ちゃんからのサインをキャッチしましょう!


お金と子育てここだけの話

里帰り出産したら、役所に未使用分の受診票を返還しましょう!

里帰り出産などで居住地とは違う自治体で出産された方は、妊婦健診の受診票が使えなかったと思います。病院の窓口で「こちらの受診票は使えません」と言われてしまい受診票を捨ててしまう方もいますが、ちょっと待って。里帰り先の病院で受診票が使えなかった場合は、居住地の自治体の役所に未使用分の受診票を持参することで、還付してもらえます。とはいっても、未使用分の受診票のすべてを払い戻してくれるわけではなく、還付の対象になるのは自費で支払った妊婦健診代です。また還付される金額は、お住まいの自治体が助成している妊婦健診費なので、支払った金額と同額になるわけではありません。さらに還付には「期限」があります。なかには還付手続きの期限を、6ヵ月以内にしている自治体もありますので、該当される方は早めに申請を行いましょう。


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予防接種は順調に進んでますか? かかりつけ医と相談をしながら、計画的にスケジュールを組んでいきましょう。

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※NPO 法人「VPD を知って、子どもを守ろうの会」ホームページへ

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