こんにちは!
風薫る5月、小さなお子さんとのお散歩にも絶好の季節ですね。保育園や幼稚園で、初めての遠足を経験するお子さんもいらっしゃるでしょうか。わが家の長男(小3)の小学校では今月末に運動会があります。新学期早々に運動会に向けての準備を始めるのですが、まだまだあどけなさの残る1年生のダンスでは、その可愛さに癒され、6年生の組体操のすばらしさには、毎年必ずボロボロと涙が。今年も、みんなどんな成長を見せてくれるか楽しみです!

私って、いったい何ができる人?

さて、今月は、「キャリアの棚卸し」ということをやってみたいと思います。ブランクを経て再就職しようとする場合にまず悩むのは、「今の自分にはいったい何ができるの?」「私に向いているのはどんな仕事?」ということですよね。それを考えていくためには、まずはあなたがこれまでに獲得したスキルや経験を洗い出してみる作業が必要です。いわば、「キャリアの棚卸し」です。今回は、二つの側面から考えてみたいと思います。

① すでに持っているスキルを整理しよう

退職前にはどんな仕事をしていましたか? 転職の経験はありますか? また、学生時代も含め、どんなアルバイトをしたことがありますか?「働く」をキーワードに、これまでの人生を振り返ってみてください。連載2回目のライフ・キャリア・レインボーで「労働者」として虹を塗り分けた部分ですね。そしてそれぞれで経験した業務を、細かくすべて書き出してみるのです。

例えば、接客販売の仕事をしていたならば、接客、発注業務、在庫管理、売上管理、スタッフ育成、シフト管理、清掃業務、POPやDM作成など。営業事務をしていたならば、電話応対、見積書や請求書作成、ファイリング、会議資料作成、仕入先や客先との価格や納期交渉、部内備品管理、クレーム対応、などなど。きっとすぐに20や30は書き出せるのではないでしょうか。一つの職種でも、業務に細分化すると、自分には多種多様な経験があることが見えてきます。

次に、それらの業務それぞれについて、「やりがいがあった」「またやってみたい」と思うかどうかで、それぞれ○△×をつけてみます。そうすると、コツコツこなす業務が向いているみたい、とか、人と接しているときに楽しいと感じていた、といった傾向が見えてくると思います。これまで支援した方の例でも、「人と話すことは好きだけど、面と向かってやりとりするのは苦手だということがわかった」として、お客様相談窓口の仕事を見つけた方がいました。なんといっても、「好きこそものの上手なれ」。どんな仕事に就くとよりハッピーな自分でいられるのか、みなさんの仕事探しのヒントにしてください。

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