みなさん、こんにちは!
2月ですね。ほとんどの自治体で、認可保育所の入所申込み結果が出たのではないでしょうか。ほっと胸をなでおろしているママ、残念な結果に代替案を模索中のママ、なすすべなく途方に暮れているママ、さまざまにお過ごしのことと思います。

それにしても「認可保育所入所不承諾通知書」。
この長~い名前のお手紙を、わが家も何年ももらい続けたものです。そのため、長男は3か所、次男は2か所の保育園を経験することになりました。丸2年間はふたりを別々の保育園に預けざるを得ず、自転車の前後に乗せて、雨の日も風の日も、週末や週明けの大量荷物(お昼寝布団とかね!)の日はいくつものバッグを自転車に鈴なりにぶらさげて送迎・・・いや~、我ながらよくがんばりました。それも今では良い思い出です。何事もポジティブにとらえたい私にとっては(笑)、いろんな保育園に通ったおかげでママ友の輪が広がったとも思っています。

私にはキャリアがないから・・・は本当?

さて、今回は「キャリア」という言葉について考えてみます。

キャリア――日常でもよく耳にしますね。キャリアアップ、キャリアチェンジ、キャリアビジョン、キャリアパス、キャリア官僚etc・・・キャリアと聞くと、職業や経歴など、何か“働くこと”に関連していると思われるかもしれません。
ところが「キャリア」の語源をたどると、もともとはラテン語の「馬車が通ったあとにできる轍(わだち)」を意味する言葉に行き着きます。言うなれば、人がそれまでに歩んできた道なんですね。ということは職業生活だけでなく、家庭生活や社会活動なども含め、それまでに積み上げてきたさまざまな経験すべてを指すのだと言えます。つまり、“人生そのもの”という、広く大きな意味があるんですね。

そう考えると、どんな人も「私にはキャリアがないから・・・」なんて卑屈になることはないはずです。誰にだって、その人なりのキャリア(=人生)があります。もしあなたが今、かつての私のように仕事を辞めて子育てに専念している時期にあるのだとしても、それは立派に自身のキャリアを積み上げている真っ最中なのです。

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