② すべては子どもが教えてくれる

「子どもって、なんでもわかっているんやな~」、と思わせられることも幾度となくありました。例えば発熱。業務に追われていて、久々に子どもの発熱でお休みになったとき。だいたいそういうときは私の疲労もピークに来ていることが多いのです。「お母ちゃんも、ちょっと休んだほうがええよ」というメッセージなのかとその都度捉え、可能な限り素直に従うようにしてきました。そんなときはいっしょに横になって、たっぷりスキンシップ。慌ただしい日々に息子からもらったプレゼントと割り切り、私もまったり充電をさせてもらうのです。

また、まだ会社勤めをしていたころですが、仕事のことであれこれ悩みを抱えていた時期がありました。子どもにはそんな素振りは見せていないつもりだったのですが、ふと気づくと、当時3歳の長男がひどい吃音になっていたのです。はっきりとした原因はわかりませんが、知らず知らずのうちに、私の心の影を私から受け取ってしまっていたのかもしれません。当時の私には、そのことに気づく余裕もなかったのですね。反省しました。このとき彼が身をもって私に大切なことを教えてくれたおかげで、私の働き方が変わるきっかけとなったのです。

「子どもはなんでも知っている。子どもを信じ真摯に向き合って、迷ったら彼らから教えてもらおう。」と思うようになったら、いろんな「~するべき」から解放されてずいぶん楽になったものです。

③ 自分を信じよう!

みなさんは、なぜ働きたいと思ったのですか? どんな気持ちで再就職を決めたのですか? ここに来るまでに、たくさんのいろんな葛藤や不安を乗り越えてきたはずです。そうやってまた働き出すことを決めたんですもの、あとはそれを決めた自分自身を信じて、どうか自信を持って進んでください。そして、そのことを、ぜひお子さんに話して聞かせてあげてくださいね。どんなに小さくてもきっと理解してくれ、ママの小さな応援団になってくれるはず。そう、大切なのは、まずママが「自分の決断に腹をくくる」こと。

そうでなければ、子どもの病気が続いたり、保育園になかなかなじめなかったり、自分の仕事が思うようにいかなかったり、といったことですぐに折れてしまうでしょう。 また、「今は子育てに専念する」と決めたっていいんです。そのように「腹がくくれて」いて、納得してその役割を演じている限り、繰り返しになりますが、すべての体験は自分だけのキャリアになるのですから。

 

最後に…

子どもを信じ、自分を信じて、自分らしいキャリアを描いていきましょう。 この後の人生をどんなふうにプロデュースするかは、私たち次第。ワクワクしますよね!
私もみなさんと同じ一人の子育て奮闘中の母ちゃんとして、悩んだり失敗したりしながら、家族と一緒に賑やかに進んでいこうと思います。
1年間、どうもありがとうございました。
みなさんの「また働きたい」の第一歩、心から応援しています!

 

今月のキャリコン母ちゃん

「冬キャンプ。河原と小石があれば、いつまでも遊べる怪獣クンたちと。」

「クリスマスイベントでおいしいケーキをいただきました!」

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