お互いがハッピーになる家事分担を考えよう

最近は、積極的に子育てや家事に取り組む男性も増えてきました。でも、男性側の「こんなにやってる感」と、女性側の「おかげで助かってる感」にはしばしばギャップがあるという話でママ友と盛り上がることがあります。わかりやすい例でいうと、お腹を空かせた子どもを待たせて手の込んだ料理を作り、キッチンが汚れたままよりも、簡単な料理でもよいからすぐに食べられて、後片付けまできちんと完了してくれた方が助かる、とか。週に一度大掛かりなお風呂掃除をしてくれるよりも、夕方帰宅後すぐにお風呂準備にとりかかれるように、毎朝簡単に浴槽掃除をしておいてくれた方が助かる、とか。こちらの思いをよそに、相手は自分の遂行した家事に満足しているかもしれません。相手の、家事育児にポジティブに向き合う姿勢に感謝しつつ、「ほんとはね。。。」と本心を伝える勇気も、分担を見直すこの時期だからこそ必要だといえます。逆に相手があなたの家事の仕方について意見がある場合にも、素直に耳を傾け歩み寄りたいですね。

また、保育園へ通い始めるのなら、朝の送りだけでもパートナーに頼めればずいぶん助かりますし、お迎えが頼める日があるということならば、それに合わせて残業や自分の用事に時間が充てられるという心のゆとりにもなりますので検討してみましょう。
つまり、家庭運営上、どんな家事がどれくらいあるかを洗い出し、具体的にどの部分をどのように分担すれば効率よく日々が回るか、改めて見直してみる必要があるのです。

「丸ごと任せる方法」が役立つパターンも!

わが家で取り入れている方法をご参考までに紹介しますね。名付けて「部分丸投げ法」です。つまり、特定の家事をそっくり丸ごと相手に任せちゃうんです。

例えば「ゴミ関連」。ゴミ袋を玄関先からゴミ集積所に持っていくだけの「ゴミ運び」ではありませんよ(笑)。わが家のゴミ担当大臣は、各部屋のゴミ箱はもちろん、キッチンの排水溝の生ゴミも、すべて回収します。地域で指定のゴミ袋の在庫管理も担当範囲です。こうなると、私は、頭の中から「ゴミ出し」に関することを一切追い出すことができるんです。ただでさえ、自分のこと以外に子どもの予定、食事の献立や買い出しのことなど、あれこれ頭がいっぱいなので、「今日は何ゴミの日やったかな?」とか、「そろそろ20リットルのゴミ袋、なかったんちゃうかな?」といったことを考えなくてよいのは、私にとってはものすごく助かります。また、パートナーにとっても、指図されるみたいに都度わたしからお願いされるよりも、丸ごと任されてしまったほうが気が楽なようですよ。

もちろん、担当大臣に時間がないときやうっかり忘れてしまったときは、私が代理を務めますし、そこはお互いさまで臨機応変に。そして次は、そろそろ「朝食関連」あたりを丸投げしたいな~ともくろんでいるところです。

もちろん、ご家庭によって状況はまちまちでしょうから、これがベストというわけではありません。「気づいた方がやる」でうまく回るご家庭だったら理想的ですね。いずれにせよ、試行錯誤と微調整をしつつ、自分たちに合った方法を探してみてくださいね。

2人で成長して、苦楽を共にする「戦友」に

もしも、これまで家事などにあまり積極的でなかったパートナーの場合には、少しずつできることを増やしていってもらわなければなりませんね。わが家では次男誕生後、パートナーが1か月の育休を取り家事を一手に担ってくれましたが、それまで彼があまりやったことのない家事についてお願いするとき、私は以下3点を気を付けるようにしていました。

  • 1.任せたら口出ししない(自分のやり方を押し付けたりダメ出ししたりしない)
  • 2.成果を大いに褒める(「今日のお味噌汁、めっちゃおいしいわ~!」のように)
  • 3.感謝の気持ちを伝える(当たり前と思わず、都度「ありがとう。」と言葉にする)

私の場合は、ついつい口出ししたくなるのをガマンするのが大変でした(笑)。でも、そこは子育てと同じですね。まずは「信じて任せる!」。すると、結果的に彼の方が上手だったり、効率が良かったり、ということも実際にあったんですよ。ほんとお互いさまですね。トライ&エラーで苦労もしながら一緒に両立生活を築いていく中で、うちもまさにそうですが、いつしかパートナーは「戦友」のような存在になっていくでしょう!

今月のキャリコン母ちゃん

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「ランニングイベントに家族で参加してきました。
身体を動かすのはやっぱり気持ちいいですね!」

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