②応募書類の書き方のポイント

一般的には履歴書と職務経歴書の2点の書類を提出してから、面接へと進みます。履歴書は、氏名、住所などの基本情報と、学歴、職歴、資格などを簡潔に記したもので、みなさんもこれまでに何度か書いたことがあるでしょう。一方、職務経歴書は、これまでにあなたが、社会人としてどこでどのような経験を積んできたか、それにより身に付いた強みはなにか、自分のアピールポイントはどこか、などを記したものです。履歴書だけではわからない、あなたの魅力を伝える大事な書類となります。

 

履歴書

  • 学歴は中学校の卒業からでOK。~県立、~区立なども省略せずに。
  • 職歴にアルバイトやパート就業は基本的には含めませんが、応募する仕事に関連する場合や、それらがこれまでのキャリアの中心になる場合は、雇用形態を明記の上記載する。
  • 応募する仕事に役立ちそうな資格取得に向けて勉強中のものがあれば、資格欄に書いておく。
  • 備考欄や本人記入欄を使って、子育てと仕事を既に両立して働いている実績があることや、いざというときのサポート体制を確立できていることなどを、採用側の懸念を払拭するために明記しておくのも効果的。

 

職務経歴書

  • 見やすさを第一に。採用担当者は多くの書類を見るため、見づらいものは読んでもらえない可能性も。ポイントをしぼって箇条書きで。
  • 販売や営業など売り上げ目標を持っていたものに関しては、良かった実績を達成率や順位などを用いて具体的に書く。社長賞などの表彰歴があればこちらも忘れずに。
  • 「自分なりに工夫したこと、がんばったこと」「会社や上司から高く評価されたこと」を、エピソードとともに盛り込むと仕事ぶりがイメージしやすくなる。
  • 自己PRは、①自分の強みを1文で②裏付けとなる具体的なエピソード③そこから学んだこと④今後どのように活かしていくか、の流れで書くと分かりやすい。ブランクが長い場合は、①~④に最近のボランティア活動やPTA活動などの社会活動を通して得たことなどを加えても良い。

 

履歴書も職務経歴書も、最近はデータでの提出を求められることも増えてきていますので、活動が具体的になる前に、今からでも準備をしておくとよいでしょう。インターネットで検索すれば、無料でダウンロードできるフォーマットが、書き方サンプルとともにいろいろ見つかりますよ。第5回で紹介した「キャリアの棚卸し」をしながら、自分のこれまでの社会人生活をじっくり振り返り、自分を最大限アピールできる書類を作成しておきましょう。そうすれば、これは!と思う求人に出会えたときに、良いスタートダッシュが切れそうですよね!

今月のキャリコン母ちゃん

「リレー、一位になりたかった!でも、一生懸命走ったよ!」

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