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赤ちゃんとママ社編集部 ※この記事は、『月刊赤ちゃんとママ』の保育園看護師監修による「季節のLife&Care」の記事をもとに再編集しています。

 

 秋から冬にかけては、ノロ・ロタ・アデノウイルス等のウイルス感染による胃腸炎が流行する季節です。主に下痢や嘔吐、ときには発熱などの症状が見られ、突然吐いてその後は水のような下痢が続きます。特に嘔吐を繰り返す場合は注意が必要です。下痢で失われた水分を補給しようとしても、嘔吐が続くために水分がなかなか補給できず、脱水症状が急激に進んでしまうことがあるからです。
 

嘔吐があるときの衣類

 嘔吐の症状があるときは、おなかまわりを締めつけない、ゆったりとしたパジャマなどを着せてあげましょう。嘔吐したものが気管にはいらないように横向きに寝かせます。嘔吐や下痢で汚れることも考慮して、消毒しやすい服を数着用意しておくといいでしょう。捨ててもかまわない古いバスタオルなどを、あらかじめ顔まわりに敷いておくのもよいです。
 

水分は根気よく、少量ずつ与えて

 吐いたあと、口の中に吐物が残っていたらガーゼ等で拭きとります。水分をとらせるとその刺激で吐いてしまうこともあるので、直後の30分~1時間ほどは何も与えずようすをみて、吐き気がないようなら、最初は1~2さじから水分(湯ざましやお茶など)を5分おきくらいで与えます。糖分の多いジュースや、ベビー用でないイオン水は下痢を悪化させるので避けましょう。水分は、根気よく何回かに分けて少量ずつ与えるのがポイントです。嘔吐が頻回で、機嫌が悪くなりぐったりしているようなときは、できるだけ早く受診します。

 

 

下痢のときのおしりのケア

 下痢になると、赤ちゃんのおしりは、かぶれたり、赤くただれることもあります。うんちが出たら早めにオムツ交換をすることが大切です。ぬるま湯で洗ったり、ぬらしたタオルでこすらずにそっとふきとったりして、よく乾燥させましょう。ただれた場合は、医師に早めに相談を。病院で処方された薬は、おしりを清潔にしてからつけましょう。また、オムツ交換が終わったら、ほかの作業にうつる前に必ず石けんで手をしっかり洗い、菌の拡散を防ぎます。

 

 

備えておきたい嘔吐処理セット

 感染症のときの汚物の取り扱いには注意しましょう。下痢や嘔吐の汚染物は、あちらこちらに広げないようにするのがポイントです。突然の嘔吐に備えて、備えておくと便利なのが、使い捨て手袋、マスク、エプロン、吐物をふきとる布やペーパータオル、ビニール袋、塩素系漂白剤などです。これらをバケツにまとめておくと安心です。
 吐物が衣類やシーツについてしまったら、吐物を落としてから家庭用漂白剤に10分つけ、ほかのものと別にして洗いましょう。漂白剤につけられない衣類やふとんは、熱湯をしっかりかけてから干しましょう。処理するときは、感染予防のためにマスクを忘れずに。

 

 

月齢別ワンポイントアドバイス

 

3ヵ月ぐらいまで

 まだお話のできない赤ちゃんは、泣いて気分や意思を表します。最初は赤ちゃんがなぜ泣いているのかわからなくても、毎日の繰り返しでだんだんとわかるようになるものです。どうしても泣きやまず困ってしまうこともあると思いますが、あせらないで。赤ちゃんのメッセージは何かな? とおおらかな気持ちで受け止めましょう。気分転換に、過ごしやすくなるこれからの季節は屋外に出るのもおすすめです。

 

 

6ヵ月ぐらいまで

 これから冬に向けて気になるのがインフルエンザなどの感染症。赤ちゃんがかかると重症化することもあるので注意が必要です。ママやパパだけでなく、赤ちゃんも6ヵ月を過ぎたらインフルエンザの予防接種を受けることができます。冬は赤ちゃんも体調をくずしがち。今から無理のないスケジュールを考えておくといいですね。同時に普段から家族みんなで手洗い、うがいをして赤ちゃんを守りましょう。

 

 

10ヵ月ぐらいまで

 成長し、行動範囲がぐんと広がるにつれて、同時に危険もふえていきます。過ごしやすくなるこれからの季節は、公園などにおでかけをすることも多くなると思いますが、のびのびと自由に動けて、危険のない場所を確保してあげましょう。公園では、遊具からの転落も要注意です。タバコの吸いがら、飲みかけのジュースなど危険なものが近くにないかチェックを。

 

 

お誕生日ぐらいまで

 朝夕の気温がぐっと下がるようになると、カゼを引くことも。鼻水が出てしまったときは、「お鼻をきれいにしようね」と声をかけてから、やさしくふきとってあげましょう。きれいになったら「さっぱりしたね」「上手にできたね」と声をかけてあげて。ほめられることでしだいに、鼻水が出ていることを大人に伝えられるようになっていきますよ。

 

 

お誕生日を過ぎてから

 歩けるようになってくると、赤ちゃんは楽しくて、転んでは歩くを繰り返しながら、少しずつ上手に歩けるようになっていきます。安全な場所で思いっきりからだを動かして、自然とふれあうにはいい季節ですね。外遊びのときは、薄手の長袖シャツ、ひざなどを保護するための長ズボンが基本。汗をかいたときに着替えられる半袖や、肌寒いときのためのベストなどもあるといいでしょう。