11月の声を聞いた頃から、急に冬が感じられるようになってきましたね。皆さんのお家では、お子さんをはじめ、ご家族はカゼなどひかれていませんか? そろそろインフルエンザの流行が気になる時期でもありますので、今月はインフルエンザの予防接種について助成制度を取り上げます。

加入先の健康保険の助成制度をチェック

予防接種を受けようと思っている方に、ぜひ調べて欲しいのは、予防接種料金の助成が受けられないか? ということ。

特に加入している健康保険が「健康保険組合(組合健保)」や「共済組合」の場合、可能性は高いです。健保組合や共済組合では、インフルエンザの予防接種に関して、被保険者はもちろん、被扶養者(健康保険に加入している家族)の分まで助成をしているケースがあります。たとえばわが家では、主人の健康保険に加入している大学生と高校生の息子は、主人の会社の健保組合から予防接種料金の助成が受けられます。

今年はこれから接種するのでわかりませんが、子どもたちがダブル受験した昨年の冬には、1回につき2500円くらい(正確に金額を覚えておらず、すみません)の助成が受けられて、とても助かりました。健保組合のない(=協会けんぽの)会社に勤めている長女の場合は、健康保険の制度に予防接種料金の助成はありませんが、会社の独自規定で助成が受けられるとのこと。長女は今年すでに接種を済ませていて、自己負担はほとんどなかったと喜んでいました。わが家で予防接種料金が全額自己負担になるのは、国民健康保険に加入している私だけ(トホホ)…のようなのです。

自治体から助成が受けられるケースも増加中

私のように健康保険の制度からは助成が受けられない場合でも、すぐにあきらめるのはちょっと待って。自治体の中には、予防接種料金の助成を行っているところがあるからです。

「助成を行う、行わない」は、自治体ごとの判断なので、どのくらいの数の自治体が助成を実施しているかはわかりませんが、インターネットで検索をしてみると、かなりの数がヒットします。また今年の10月に助成をスタートさせた自治体もかなり見つけられました。助成額は、接種1回に付き1000円が多いよう。私が住んでいる自治体では、インフルエンザの予防接種料金の助成は高齢者のみ(残念!)となっていましたが、高齢者だけではなく、お子さんが対象に含まれている自治体もあります。

高齢者以外にも助成をおこなっている場合なら、たとえば親子3人で接種した場合には3000円の助成が受けられるわけです。インフルエンザの予防接種を受けようと思ったら、「自分が加入している健康保険や会社独自の制度」として助成が受けられないかを確認し、制度がない場合は次に自治体の助成制度を確認してみましょう。また今年は助成制度がなくても、来年以降、新たに制度がスタートする可能性もありますので、毎年確認することをおすすめします。

 次回更新は12月11日の予定です。