これって実ははしご受診だった??
なんとなくあの病院の先生とは相性が合わない…、処方してもらった薬をのんでも効き目が格段にないように感じるとか…、同じ病気で医療機関を転々としている場合、自分では最善の治療方法を求めているようでも実はこれははしご受診といわれているものなのです。

なぜはしご受診がいけないのでしょうか?

①医療費がかさむ
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転院を繰り返すことでいつも初診料がかかり、さらに検診料もかかってきますので、初診料だけでも表のような額に。窓口ではこの額の年齢により区分された1~3割の自己負担額を支払います。 また同様に健康保険からの負担も増えますので過剰な医療費を支払っていることはあきらかです。

②時間の浪費
病院を変えるたびに問診、検査をすることでそれだけで病院に行く時間も含めて、何倍も時間がかかります。

③からだに負担がかかる
症状が同じであるのでそれを調べるために同じような検査が繰り返され、またその同じ症状に適する薬も似たようなものとなるので重複して処方されることになります。

④治療が中途半端
いろいろな病院を受診した結果どれも中断してしまうのでどの薬が有効なのか治療方針が確立できなくなってしまいます。

このはしご受診にいたる不安を解消するにはどうする

今受けている治療に不安があるのならば、不安の原因をお医者さんに伝えてみることが大切です。お医者さんも同じ人間です。よいコミュニケーションを とることで不安が解消され、お互いの信頼関係が築けることになります。またそのことでよい結果を生むことにつながっていくでしょう。

ではセカンドオピニオンとどうちがうの

まだ治療方法が確立されていないがんや心臓病などの重い病気などは診断や治療の説明を受けても何が有効なのか悩んでしまうのが現実です。最善の治療 を選択するために別の医者の意見を聞くことで患者さんが主治医と一緒に治療方針を選択していくことをセカンドオピニオンといいます。またその治療方法を受 けるためには病院を変わることもあります。

セカンドオピニオンの手順

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はしご受診、コンビニ受診がどうして問題視されているのか

日本は自由に、望むときに、どこの病院をも受診することができる権利があります。その権利を当然のこととして不安だからと休日や深夜に受診したり、 医療費が無料だからと明らかに軽症なのに病院を受診しているのが現実です。権利ばかり主張している人たちの過度のはしご受診、コンビニ受診、時間外診療が 増えているのが現状なのではないでしょうか?医療を受ける側の義務として医師との信頼関係を深めることに努力し、モラルをもって不必要な受診を避けること が必要です。
窓口負担が安いのは健康保険として給付があるからです。自分だけの都合、自分だけの利益だけを求めるだけでなく、国民皆保険制度を維持するためにも無駄な医療費を抑える個々の努力も必要です。

では病院にいくかどうか迷ったらどうする?

とくに15歳未満の場合は通常の状態と明らかに違う場合は緊急に病院に行かなくてはなりません。次の場合はためらわず救急車を呼んでください。

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また、上の表のように緊急性はないけれど判断に迷ったときには、お住まいの都道府県や市町村に緊急相談窓口がありますのでご相談ください。

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