特徴的な症状

伝染性膿か疹（とびひ）とは、黄色ブドウ球菌による皮膚の感染症です。感染を受けた部位にはすぐにつぶれる水疱ができ、赤くただれて滲出液がでます。痛みはありませんがかゆみが強く、そこを引っかいた手で他の部分の皮膚にさわると、そこに新しい病巣ができます。滲出液がつくと他の子どもにも広がります。このように別の場所や他人に伝染しやすいので、「とびひ」ともよばれます。抗生物質の軟膏と内服薬で治療します。

受診のタイミング

しばらく様子をみて、診療時間中に医療機関へ受診しましょう。

ホームケア

活動度 外出して差し支えありません。保育園・幼稚園への通園は可能ですが、他園児への感染の可能性もあるので、園の先生に相談しましょう。
食事 普通どおりの食生活でかまいません。
薬 医師に処方された薬を正しく塗布しましょう。
入浴 ほかの家族への感染を避けるため、湯船には入らずシャワーにし、タオルなどは別にしましょう。できれば洗濯物も別にしましょう。
その他 表面をガーゼなどで軽く覆い、掻いて滲出液がまわりについて広がるのを防ぎます。かゆみが強いときは、患部を冷たいタオルで冷やすとかゆみが鎮まります。