
症状別、病名別などで、赤ちゃんの気になる病気の小児科医による説明・アドバイスが読めるページです。

耳を外から見てゆくと、まず耳介(耳たぶ)、外耳道がありその先に鼓膜があります。
鼓膜の奥の空間が中耳(腔)で、細い耳管という管でのどとつながっています。
中耳に細菌感染が起こるのが中耳炎です。鼓膜に穴があいていて、そこから感染が起こることもありますが、大部分は耳管を通してのどから細菌が侵入します。細菌による炎症がおこり、鼓膜は真っ赤になり、痛みます。また、炎症による滲出液や膿が中耳腔にたまり、耳の聞こえが悪くなります。
年少児では、かぜ症候群に伴って高い率で中耳炎が起こります。
治療は抗生物質の内服ですが、鼓膜を切開して膿を外に出すことが必要になることもあります。
しばらく様子をみて、診療時間に医療機関へ。
| 活動度 | 家のなかでおとなしく過ごさせる。保育園・幼稚園には症状が消えてから通う。 |
|---|---|
| 食事 | 普通どおりの食生活でよい。 |
| 薬 | 症状が消えてからも、処方された分の薬は最後まで飲み切る。 |
| 入浴 | お風呂にいれてもかまわない。 |
咽頭は、口を開けてなかを見たときの、突きあたりの部分です。この部分の粘膜にウイルスや細菌が増殖するのが咽頭炎です。
症状はのどの痛み、鼻水、軽い咳、首のリンパ節の腫れ(特に細菌性の場合)です。のどをみると真っ赤に腫れあがり、細菌性の咽頭炎の場合には、白い膿が粘膜に付着していることがあります。ウイルス性の咽頭炎の場合は、かぜ症候群のひとつとみなすことができます。
ウイルス性咽頭炎には特別の治療はありませんが、細菌性咽頭炎には抗生物質を使用します。
家で経過をみましょう。高熱が出る、食事がとれないといった症状が現れた場合は、診療時間に医療機関へ。
| 活動度 | 家のなかでおとなしく過ごさせる。保育園・幼稚園には症状が消えてから通う。 |
|---|---|
| 食事 | のど、口内が痛くて食べられないときは、脱水症状を避けるために水分を少量ずつ与え、食事は口あたりのよい豆腐、アイスクリーム、ゼリーなどを。 |
| 薬 | 症状が消えてからも、処方された分の薬は最後まで飲み切る。 |
| 入浴 | 熱が下がりきるまでは温かい濡れタオルで体を拭く。 |
| 熱へのケア | 首筋、わきの下、ももの付け根など、動脈が通っている場所を氷まくらなどで冷やし、衣服は1枚薄着、布団も薄めにして、熱がこもらないように。汗をかいたら着替えさせる。 |
外耳道の皮膚に細菌が感染することによって起こります。強い痛みと同時に、外耳道の皮膚から分泌された膿が、耳だれとなってでます。
耳を痛がるので中耳炎と紛らわしいのですが、鼓膜自身の炎症ではないので、聴力低下が起こることはありません。
抗生物質の外用(点耳薬)と内服で治療します。
家で経過をみましょう。治りが悪い場合は、医療機関へ。
| 活動度 | 外出、登園しても差し支えない。 |
|---|---|
| 食事 | 普通どおりの食生活でよい。 |
| 薬 | 医師に処方された薬を正しく使用する。 |
| 入浴 | お風呂にいれてもかまわないが、耳に水が入らないように。 |