
症状別、病名別などで、赤ちゃんの気になる病気の小児科医による説明・アドバイスが読めるページです。

腸の粘膜に感染を起こし、発熱、腹痛、嘔吐、下痢、血便などの重い症状を起こします。
病原菌は汚染された食物から腸に入ることが多く、病原菌が繁殖しやすい高温多湿の夏に多いのが特徴です。ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、キャンピロバクター、病原性大腸菌などが原因菌です。
ボツリヌス菌のように、下痢ではなく、腸管麻痺による便秘や筋力低下を起こす変り種もあります。
抗生物質が効きますが、菌によって治療方法も異なり、中途半端な治療では菌が残ってしまうこともあるので、医療機関での治療が必要です。頑固な腹痛(渋り腹)や血便も、食中毒を疑う必要があります。
なるべく早く医療機関へ。痛みが強い、血便が出るといった症状が現れた場合は、夜間、休日でも医療機関へ。
| 活動度 | 多くは入院治療が必要。在宅の場合は、家のなかでおとなしく過ごす。 |
|---|---|
| 食事 | 医師の指示に従って、水分補給等を行う。 |
| 薬 | 原因菌により、治療方法も薬も異なる。医師の指示に従って、完治まで治療を続ける。 |
| 下痢へのケア | おむつは汚れたら取り換え、おしりを清潔に保つ。回数が多いときはシャワーでおしりを流すのもよい。トイレに行ける子は、親が便の様子をきちんと観察する。ほかの家族への感染を避けるため、汚物や汚れた衣服の扱いに注意する。 |
腸内の食物の移動に伴って、大腸の壁が内側に引っ張られ、きんちゃくのように大腸の中に大腸が入り込んでしまう状態をいいます。ほぼ乳児期に限っておこります。
症状は、急に激しく泣き、しばらくすると泣きやみ、また激しく泣くという繰り返しと、嘔吐、ジャム状の血便です。泣きの間隔は次第に短くなり、ぐったりしてきます。
重積状態が長く続くと、腸が壊死を起こし、開腹手術が必要になりますが、発症初期なら、肛門から空気を送り込んで、きんちゃく状態を解除することができます。冬に多く、腸管ウイルス感染による腸間膜のリンパ節の腫れが、発症に関与している場合があります。
腸重積が疑われる症状が出ている場合は、ただちに救急車で医療機関へ。
| 活動度 | 入院治療が必要。 |
|---|---|
| 退院後の生活 | 消化器官の安静のために、段階的に普通食に戻す、乳脂肪分を控える、などの制限が必要なことがある。医師の指示に従った食生活をする。経過観察のための受診も必要。 |
手足に、すこし盛り上がった直径数ミリ以内の赤い発疹が出現します。痛みを伴うこともあります。
小さな皮下出血によるもので、はしかなどの発疹と異なり、透明な板で発疹を圧迫しても赤い色は消えません。
小さな血管に炎症が起こり、その部分が出血するということが、皮膚だけでなく、腸管や腎臓でも起こり、そのために腹痛や血尿などの症状がでることもあります。
原因は、なんらかの感染やアレルギー反応が関与していることが考えられていますが、詳細はわかっていません。自然軽快することが多いのですが、腎炎を合併すると、治癒に時間がかかります。
アレルギー性紫斑病、あるいはシェーンライン・ヘノッホ紫斑病とも呼ばれます。
原因のはっきりしない紫斑が出たら、しばらく様子をみて、診療時間に医療機関へ。まれに、ひどい腹痛を伴う場合があるが、そのときはただちに救急車で医療機関へ。
| 活動度 | 家のなかでおとなしく過ごさせる。症状によっては入院治療が必要なこともある。 |
|---|---|
| 食事 | 普通どおりの食生活でよい。 |
| 薬 | 医師に処方された薬を正しく服用する。 |
| 入浴 | お風呂にいれてもかまわない。 |