特徴的な症状

鼻や目の粘膜に杉などの花粉がつくと、それらを異物として排除しようと免疫グロブリンEが体内にできます。それらが必要以上に産生されると粘膜に強い炎症が起こります。強いかゆみと多量の鼻汁が分泌され、結膜の充血を伴うことなどです。このように、花粉症の主な症状は、かゆみ、多量の透明な鼻水、鼻づまりです。
原因となる花粉の種類によって発症する季節は少しずつ異なります。後発シーズンは春先と秋で、この時期になったら、できるだけ花粉を吸入しないようにマスクで予防しましょう。
治療は抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の服用、ステロイド剤の点鼻などで治療します。

受診のタイミング

まずは家で経過を見ます。鼻づまりがひどく、夜も呼吸がうまくできずに眠れない、目がかゆくてつらそうなどの症状がみられた場合には、我慢せずに診療時間にかかりつけ医を受診しましょう。

ホームケア

活動度 外出、登園しても差し支えない。
食事 普通どおりの食生活でよい。
医師に処方された薬を正しく服用する。
入浴 入浴すると、湯気で症状が楽になることがある。
その他 花粉が多い季節には、マスクをして外出する。洗濯物を外に干すのを控える、空気清浄機を使うなど、生活にも工夫をする。