赤ちゃんとママ社編集部 ※この記事は、『月刊赤ちゃんとママ』の保育園看護師監修による「季節のLife&Care」の記事をもとに再編集しています。

室内設定温度は28度前後を目安に

 夏は暑いというだけで疲れやすくなる季節。日中や蒸し暑く寝苦しい夏の夜は、冷房や除湿器などを使い、涼しい環境づくりをしましょう。外気温との温度差は5度くらい、室内設定温度は28度前後を目安にします。扇風機を使い部屋の空気を循環させるのもよいでしょう。湿度が60%くらいになるよう、除湿するだけでも過ごしやすくなります。

夏カゼにご用心

 手足や口の中に発疹ができる手足口病や、口の中の発疹に高熱をともなうヘルパンギーナなど、夏のカゼが多い時期です。両方ともとても痛がります。そのため、うまく水分が飲めなくなることがあります。脱水症にならないようにこまめに水分補給をしましょう。赤ちゃん用のイオン飲料など、飲めるものを少しずつ飲ませます。食事は、のどごしがよくやわらかいものが食べやすいでしょう。
 ぐったりして、食べられない・飲めないという場合は、脱水症のおそれがありますので、早めに受診しましょう。

 

病院にかかるときは

 赤ちゃんのつらそうな顔を見てしまうと、ママもあせっていろいろな病院へ連れていったり、ときにはやむを得ず夜間の救急病院に走ったりすることもあるでしょう。むやみに受診することは、別の病気をもらってしまう原因にもなりかねませんよ。病院にかかるときは、信頼しているかかりつけ医、いつもの先生に診てもらうのが一番です。

 

夏のお出かけの注意点

 夏は水遊びや、休みを利用しての遠出の旅行など、夏ならではの楽しみがありますね。飛行機や車での長時間の移動は大人も疲れますが、いつもと違う生活は、赤ちゃんも疲れます。無理のない計画で楽しみましょう。特にチャイルドシートは熱がこもりやすいので、車で移動するときにはときどき休憩をいれて、涼しい環境をつくってあげましょう。バスタオルや薄手の長袖・長ズボンなどを持っていくと、エアコンが効きすぎている場所などでの体温調節に役立ちます。汗をかいたらぬれたガーゼややわらかいタオルでやさしくふいて、さっぱりさせてあげると気持ちがいいですし、あせもの予防にもなります。
 夏のお出かけで気をつけたいのが熱中症です。日陰で過ごすことが基本ですが、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、特に暑い日や車の中は短時間でも注意が必要です。海辺や真夏の行楽地で、顔色が赤くなる・元気がない・ぐったりしているなどの症状が表れたら、熱中症かもしれません。急いで涼しい場所に移動しましょう。冷たいタオルでからだをふいて熱をとり、母乳・麦茶・赤ちゃん用イオン飲料などで水分補給をしましょう。
 つねに、健康保険証などを忘れずに。子どもの体調に合わせて、無理なく、楽しい夏の思い出がたくさんできるといいですね!

 

月齢別ワンポイントアドバイス

3ヵ月ぐらいまで

 寝て過ごすことが多い時期です。室温に注意して、汗をかいていないかこまめに見てあげましょう。長時間汗をかいたままにすると、あせもができやすくなるので、サッと沐浴をするとよいですね。沐浴は38度くらいが適温です。首やわき、手足のくびれなどは、汗や汚れが残りやすい部分なので、1日1回は石けんを使い、シワを広げるようにしてやさしく、撫でるように洗ってあげましょう。最後にはしっかりと石けんを洗い流してあげてくださいね。

 

6ヵ月ぐらいまで

 離乳食が始まるころですね。調理や調乳のときには必ず手と 食材をよく洗い、加熱して食べさせるのが基本です。まな板や包丁は野菜用・お肉やお魚用と分けて、使用後は洗剤で洗い、そのあとの熱湯消毒も心がけてください。赤ちゃんが使う食器や食具、調理器具・すりこぎやすり鉢等も同様です。
 「赤ちゃんのようすがいつもと違う」と感じたときは、離乳食を進めたり、新しい食材をあげるのはやめましょう。下痢をしたときに、体調のせいか、食材のせいかわからなくなってしまうからです。

 

10ヵ月ぐらいまで

 夏は熱中症予防のためにも水分補給が欠かせませんが、基本的には水やお茶などの糖分を含んでいないものを飲ませます。清涼飲料水などは、離乳食の前に飲んでしまうと食欲に影響することもありますし、早い時期に甘味を覚えさせる必要もありません。
 また個人差はありますが、そろそろ前歯が生えてくるころ。今の時期ならば離乳食のあとに麦茶を飲ませたり、ガーゼで歯の汚れをぬぐうくらいのケアでよいでしょう。

 

お誕生日ぐらいまで

 はいはいや伝い歩きのスピードも速くなり、行動範囲も広がります。目を離したすきに浴室などに入ってしまったときは、ぬれた床がすべりやすいので、転んで頭や顔を打つケガが心配です。また赤ちゃんは、数センチの水位でもおぼれてしまうことがあります。浴室は鍵をかけるか、お風呂の残り湯などは捨てておきましょう。

 

お誕生日を過ぎてから

 歩けるようになると外遊びが楽しくなりますね。そしていろいろなものに興味しんしんなころです。朝夕の涼しい時間帯を選んでおでかけしましょう。ただ、自然にふれて遊べる場所は、虫刺されに注意が必要です。虫よけ剤や薄手の長袖・長ズボンなどで予防しましょう。
 刺されてしまったらすぐに水で洗い、虫刺され用の軟膏を塗ります。かゆみが強いときは冷やしてあげましょう。