特徴的な症状

ヘルペスウイルス6型あるいは7型による全身感染症。乳児期に最初に出る高熱は、突発性発疹症による場合が多いものです。
症状は、軽い鼻水や下痢と3~5日続く発熱です。のどの粘膜に特徴ある炎症が見られることがあり、それが診断の助けになります。
解熱後、全身に細かい赤い発疹が出現するのが特徴で、診断を確定することができます。
高熱のわりに重症感はなく、食欲や機嫌もよいことが多く、この発熱で、初めて熱性けいれんを起こす乳幼児も多いようです。

受診のタイミング

高熱があっても元気なら、熱性けいれんを注意しながら家で経過をみてよいが、心配なら診療時間に医療機関へ。

ホームケア

活動度 家のなかでおとなしく過ごさせる。保育園・幼稚園には症状が消えてから通う。
食事 普通食でよいが、油っぽいもの、お菓子などは避け、胃腸に負担の少ない、消化のよいものを。
解熱剤は必ず医師の指導に従って用いる。
入浴 熱が下がりきるまでは温かい濡れタオルで体を拭く。
その他 高熱のわりには元気だが、熱性けいれんを起こす心配があるので、熱の上がりぎわは注意深く観察する。