特徴的な症状

便秘は、便が硬く、排便回数が少ない状態をいいます。普段の排便回数は、食事内容などによって幅がありますが、4日~5日たっても排便がない場合には便秘症と呼びます。まったく症状がない場合もありますが、食欲不振、腹痛(左下腹部)、吐き気などの症状を呈することもあります。幼少児では厳しすぎるトイレトレーニングが原因となる場合がありますが、多くの場合はこれといった原因がなく、生理学的便秘と呼ばれます。生まれつき大腸が太い巨大結腸症は、きわめて頑固な便秘と太い便が特徴で、外科的な治療が必要です。治療は繊維の多い食事をとり適度な運動をする一般療法、緩下剤服用、肛門刺激、浣腸など、程度と原因によっていろいろです。

受診のタイミング

家で経過をみましょう。1週間以上便が出ずに苦しがる、食事がとれないといった症状が現れた場合は、診療時間に医療機関へ。

ホームケア

活動度 外出、登園して差し支えない。
食事 繊維質の多い食品、規則正しい食生活を心がける。
特に必要ないが、医師に処方された薬は正しく服用する。
その他 赤ちゃんマッサージや体操、肛門刺激など、家でできる便秘症軽減の方法がある。頑固な便秘は医師や保健師に相談するとよい。