乳幼児の健康・発育・生活習慣

起立性調節障害

小学生低学年や、中高生に見られる一種の自律神経失調症です。全身の血管内の血液の適正な分配がうまくゆかないことが原因です。
ふつうは立ち上がったときに脳の血液が重力によって下に落ちないように自動的に血管収縮が起こりますが、これがうまく行かないと立ちくらみになります。
食事をしたときに、腸管に血液が十分流れないと腹痛や吐き気、嘔吐といった症状がでます。
成長にしたがって、次第に症状は軽快しますが、こうした症状(たちくらみ、腹痛、はき気、嘔吐)が慢性的に見られるときには、血圧を調節する薬を続けて飲むこともあります。

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血管性紫斑病

手足やお尻に、すこし盛り上がった直径数ミリ以内の赤い発疹が出現します。痛みを伴うこともあります。 小さな皮下出血によるもので、はしかなどの発疹と異なり、透明な板で発疹を圧迫しても赤い色は消えません。 小さな血管に炎症が起こり、その部分が出血するということが、皮膚だけでなく、腸管や腎臓でも起こり、そのために腹痛や血尿などの症状がでることもあります。 原因は、なんらかの感染やアレルギー反応が関与していることが考えられていますが、詳細はわかっていません。自然軽快することが多いのですが、腎炎を合併すると、治癒に時間がかかります。 アレルギー性紫斑病、あるいはシェーンライン・ヘノッホ紫斑病とも呼ばれます。

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細菌性胃腸炎(食中毒)

腸の粘膜に感染を起こし、発熱、腹痛、嘔吐、下痢、血便などの重い症状を起こします。
病原菌は汚染された食物から腸に入ることが多く、病原菌が繁殖しやすい高温多湿の夏に多いのが特徴です。ブドウ球菌、サルモネラ菌、赤痢菌、キャンピロバクター、病原性大腸菌などが原因菌です。
ボツリヌス菌のように、下痢ではなく、腸管麻痺による便秘や筋力低下を起こす変り種もあります。
抗生物質が効きますが、菌によって治療方法も異なり、中途半端な治療では菌が残ってしまうこともあるので、医療機関での治療が必要です。頑固な腹痛(渋り腹)や血便も、食中毒を疑う必要があります。

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虫垂炎

小腸が大腸に移行する部分を盲腸といいますが、そこから腸の壁が筒状に数センチ飛び出しています。この行き止まりの飛び出した腸管を虫垂と呼びます。
人では虫垂の働きはよく分かりませんが、ウサギなどの草食動物では消化を助ける機能があります。細いために、いったん虫垂の粘膜に細菌感染が起こると、腫れのために血流が悪くなり感染が広がります。これが虫垂炎です。
最初は上腹部の痛みなどがありますが、そのうちに右下腹部の痛み、圧痛、微熱などの症状がでます。
血液検査では白血球の増加がみられます。初期のうちは抗生物質で治すこともできますが、ある程度以上化膿が進むと、虫垂を切除する手術が必要になります。

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腸重積症

腸内の食物の移動に伴って、大腸の壁が内側に引っ張られ、きんちゃくのように大腸の中に大腸が入り込んでしまう状態をいいます。ほぼ乳児期に限っておこります。
症状は、急に激しく泣き、しばらくすると泣きやみ、また激しく泣くという繰り返しと、嘔吐、ジャム状の血便です。泣きの間隔は次第に短くなり、ぐったりしてきます。
重積状態が長く続くと、腸が壊死を起こし、開腹手術が必要になりますが、発症初期なら、肛門から空気を送り込んで、きんちゃく状態を解除することができます。冬に多く、腸管ウイルス感染による腸間膜のリンパ節の腫れが、発症に関与している場合があります。

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便秘症

便秘は、便が硬く、排便回数が少ない状態をいいます。普段の排便回数は、食事内容などによって幅がありますが、4日~5日たっても排便がない場合には便秘症と呼びます。まったく症状がない場合もありますが、食欲不振、腹痛(左下腹部)、吐き気などの症状を呈することもあります。幼少児では厳しすぎるトイレトレーニングが原因となる場合がありますが、多くの場合はこれといった原因がなく、生理学的便秘と呼ばれます。生まれつき大腸が太い巨大結腸症は、きわめて頑固な便秘と太い便が特徴で、外科的な治療が必要です。治療は繊維の多い食事をとり適度な運動をする一般療法、緩下剤服用、肛門刺激、浣腸など、程度と原因によっていろいろです。

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流行性耳下腺炎

「おたふくかぜ」の俗称がある、ムンプスウイルスの全身感染症です。
特に耳下腺などの唾液腺や、すい臓、精巣などにウイルスが行きやすく、耳下腺の腫れ、微熱などの主要症状に加えて、腹痛(膵炎)、睾丸の腫れなどの症状が出ます。高い確率で軽い髄膜炎を起こし、強い頭痛、嘔吐、首の部分の硬い張りなどの症状が現れます。
予防接種で予防できます。

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