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乳幼児の健康・発育・生活習慣

ノロウィルス感染症

ノロウイルス感染によって起こる、激しい下痢と嘔吐を伴う腸感染症です。ロタウイルスと異なり、冬だけでなく一年中発生が見られます。症状は嘔吐、下痢ですが、ロタウイルスより程度が軽い場合が多く回復も早い傾向があります。

嘔吐と水様便によって、水分と電解質(塩分)が急速に体内から失われ、脱水を起こすと、点滴による水分補給をしなくてはなりません。カキなどを食したことから感染することもあります。夏に流行する食中毒(細菌感染症)と異なり、強い腹痛や血便は通常見られません。

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熱中症

環境で体温が上昇すると、発汗や皮膚の血管が拡張し熱を逃がす生理作用がありますが、高温と脱水によってその仕組みが働かなくなる状態です。軽症では体温上昇、口渇感、発汗減少、気力低下(ぐったり)などの症状があります。脱水が進むと、水分とともに失われる電解質(塩分)異常により、意識低下、けいれんなどが起こり、肝障害、出血傾向などにより命を落とすこともあります。夏の屋外では、高い気温に加えて強い日射が、体温上昇を起こしやすく、かつては日射病とも呼ばれていました。強い日射を防ぐために、暑い夏の日は不要の外出は控え、外出する時にも帽子をかぶるようにします。こまめな水分(と塩分)の補給は最も大切です。

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熱性けいれん

かぜなどのウイルス感染症で高熱がでたときに、短時間の全身けいれんを起こす、乳幼児期に特有な神経の病気です。
15人に1人くらいの子どもが熱性けいれんを経験するといわれており、子どものけいれんの原因で一番多いものです。一生に1回しかけいれんを起こさない子どももいますが、3分の1は、2回以上起こします。
脳波検査などでも異常はなく、学齢期になるまでに自然に治ってしまいます。熱性けいれんになりやすい体質は遺伝します。繰り返してけいれんを起こす場合には、抗けいれん薬の座薬で予防することができます。

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脳腫瘍

脳内の神経細胞に生じた腫瘍細胞が急速に増殖し、そのために、
(1)腫瘍化した部分の脳機能の低下・消失
(2)腫瘍の増大による脳の圧迫による症状がでます。
小児では小脳や脳幹部の腫瘍が多く、ふらつき(失調)、眼球運動の異常など、小脳、脳幹部の機能障害が最初の症状としておこる場合があります。
腫瘍の拡大による症状としては、頭痛、嘔吐があります。けいれんが起こることもあります。
治療は腫瘍の外科的な摘出、切除ですが、腫瘍の場所や種類によっては抗がん剤による化学療法が行われます。

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