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<赤ママメッセージ>
ママ パパへ!
新しい命が宿ったとき、新たな生活がスタートします。
そしてこの時期は、からだをととのえることが一番大事でもあります。
パパもママのからだやこころをととのえる為にも、しっかりと歩み寄り理解することが必要です。
これから生まれてくる子どもの為にもしっかりコミュニケーションをとりましょう!

そして、これから新しい命を・・と考えているママ、健全な妊娠期を送る為にも日々の健康管理には十分気を付けて、健康診断は受けるようにしましょう!

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ママと赤ちゃんのからだをつくる食事

産後の離乳食や将来の家族みんなの健康にもつながっていく
「食」について、妊娠を機に見直してみましょう。

食事を見直そう!

赤ちゃんへの栄養はすべて、ママが食べたものがもとになっています。これまであまり「食」を気にしてこなかった人も、今が改善のチャンス。まずは下のチェック表で食生活を見直してみましょう。

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  • 1 食事の基本は1日3回

    3回の食事のうち、1回抜いてしまうと、食品のバリエーションが減り、不足すると栄養素が多くなってしまいます。

  • 2 食事は規則正しく

    食事の間隔が空きすぎると、空腹感が増し、必要以上に食べてしまうことも。

  • 3 薄味に慣れていく

    塩分・糖分のとりすぎは、高血圧につながります。味付けは薄めに、素材の味を楽しんで。

  • 4 主食はエネルギー源

    ごはんやパンといった主食はエネルギーの源です。適量をしっかりと食べましょう。

  • 5 できるだけいろいろな野菜を

    野菜はからだの調子を整えるビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。生野菜、温野菜のほか、肉や魚と組み合わせるなど、工夫してみて。

  • 6 意識してとりたい乳製品

    乳製品はカルシウムやタンパク質を含んでおり、特に妊婦さんにはとってほしい食品です。

  • 7 果物は朝食や間食で

    ビタミンやミネラル、食物繊維が含まれている果物。食べる習慣がないなら、朝食に1品添えたり、間食を果物にしたりしてみては。

  • 8 時間をかけてよく噛む

    早食いをすると、満腹を感じる前にたくさん食べすぎてしまいます。ゆっくり、よく噛んで食べることで、食事を適度な量に抑えることができます。

  • 9 栄養バランスを考えて選ぶ

    市販品や外食は、あまり回数が多くなると栄養素が偏ったり、塩分や脂肪のとりすぎに。栄養のバランスを考え、上手に取り入れていきましょう。

食中毒に気をつけて

妊娠前よりからだがデリケートになり、食中毒など、食べ物が原因の病気にかかりやすい状態になっています。料理をする前は手を石鹸でよく洗い、調理器具もよく洗って清潔な状態で使いましょう。食材は加熱調理して早めに食べることが大事です。
普段食べ慣れていない食材や珍しい料理へのチャレンジは、妊娠期はやめておいた方がベター。生や半生の食品は避けるか、加熱して食べるようにしてください。
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魚選びもバランスよく

健康的な食生活のために魚は欠かせませんが、少し注意が必要です。自然界にある水銀が食物連鎖によって高い濃度で含まれている魚があるからです。それらを極端にたくさん食べると、胎児の発育に影響するおそれがあるという報告もあります。
一部の魚に偏って、毎日のように食べることは避けましょう。
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ママの食事と赤ちゃんのアレルギー

例えば赤ちゃんが大豆アレルギーにならないようにと、大豆を食べない妊婦さんがいます。しかし医学的には、妊婦さんが特定の食品を食べないようにしても、赤ちゃんのアレルギーは予防できないといわれています。
アレルギーを避けるために特定の食品を除去するよりも、バランスよく栄養をとる方に注目してください。大豆は鉄分やカルシウム、タンパク質が豊富な食品です。妊婦さんに大豆アレルギーがなければ、豆腐や納豆、高野豆腐などの大豆製品は積極的にとってほしい食品です。
ただし、いくらからだにいい食材でも、食べすぎてしまうと、栄養のバランスが崩れてしまいます。なにごともほどほど、適量を意識しましょう。
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メニューづくりに役立つ「食事バランスガイド」

一日に何をどれくらい食べたらいいか、ひと目でわかるのが「食事バランスガイド」です。コマのイラストを用い、主食や副菜などのそれぞれの量の目安が示されています。どれかが多すぎたり、少なすぎたりすると、バランスが崩れてコマが倒れてしまいます。コマがスムーズに回るようにメニューを組み立てれば、栄養バランスのよい食事がとれるというイメージです。
ただし、持病などにより医師や管理栄養士に食事の指導を受けている人は、その指示に従ってください。

量を「つ(SV)」で数える

食事バランスガイドを活用するポイントは「つ(SV)」の数え方。SVとはサービング(料理の単位)の略です。図の料理例を参考に、おにぎり1個は「1つ」、うどん1杯は「2つ」、具だくさんみそ汁は「1つ」、豚肉のしょうが焼きは「3つ」という具合に、料理を数えます。

食事量が増えるのは中期から

下の表の「1日分(非妊娠時)」とは、妊娠していないときの普段の食事量のこと。妊娠期にどのくらい食事量を増やせばいいのかは表中央の「1日分付加量」を参考にしてください。妊娠初期には付加はなく、中期は副菜と主菜、果物を1つずつ足し、後期と授乳期はすべてのグループを1つずつ足します。
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