先日のニュースで、平成26年度の消費税引き上げにともない、政府が新たに実施する社会保障充実策の原案について報道されていました。
それによると、子育て支援では保育所の待機児童の解消を目指し、26年度までに20万人分の保育の受け皿を確保するとのこと。

僕が住んでいる区でも子育て支援政策を拡充し、来年度から認証保育園に入れた場合には補助金額が上がるようです。
このニュースを知り、思い出したのは、今年の冬に別の区でおきたママたちによる抗議デモです。
雪が降り続くなか、区役所の前で保育園不足に対する抗議デモを行ったママさんたちの功労をたたえたいですね。

待機児童解消のニュースを聞いて少しほっとしましたが、認可保育園が増える予定でも、どこにどれくらい増え、園によってどのくらいの空きがでるのかしばらくわかりませんから、まだ全然安心はできません。

というのも先日、僕ら夫婦はたもんの保育園入園準備のため、近くの園を見学してきました。しかし入園希望である認可保育園はもちろん、無認可の保育園でも入園希望者の数の多さを知ってげんなり。
これがうわさに聞いていた東京都の保育園事情なのか…。

さらにたもんには、3月生まれという「ハンデ」があります。
よく周りの人からは、3月生まれだと「保育園に入れるのは大変だね?」と言われていましたが、正直、早生まれがこんなに不利だとは思っていませんでしたよ!

説明しますとですね…。
来年3月に1歳になるたもんを、4月入園で1歳児クラスに入れたいのですが、第1希望である自宅から一番近い認可保育園の0歳児枠は15人。1歳児枠では 20人です。しかし、今入園している0歳児の15人がほぼ全員1歳児のクラスにもち上がるので、新しく入園できる1歳児は5人となります。

また、その保育園にお兄ちゃんやお姉ちゃんが通っている子は優先されるので、園長先生いわく「あの子のとこも産まれたし、そう言えばあの子とあの子のウチも確か去年産まれてるわね…」。
それって、もうほとんど入れる枠がないってことじゃん! というわけで、0歳のうちに入園していることが大事なのです。

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「保育園入園に、笑顔審査があればいいのに…」と、妻は言っています(笑)。

こういう状況のなかでは、3月生まれのたもんが入園できる可能性はとても低いわけです。さらに第1子が希望の保育園に入れなかった場合には、第2子ができても、その園にはひき続き入りにくいということになります。はぁ~、まいった…。

そんな親の苦労も知らず、今夜もたもんはギャン泣きです。途方に暮れている妻とちょっと抱っこ代わってきます。

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自分の欲しいものに手を伸ばし、引っ張る動作が目立ってきました。